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ナツメグ

ナツメグは別名肉ずくとも呼ばれ、モルッカ諸島と東インド諸島が原産地となっています。ナツメグの味はマイルドな苦味を感じることができ、その香りは甘く刺激的な香りがします。
香りの成分はミリスチシン・α‐カンフェン・β‐ピネン・オイゲノールです。


【ナツメグの用途】
肉ずくはアンズに似た果実をつけます。その果実は熟すことで２つに割れて黒褐色の種子をあらわします。その種子の中にある仁がナツメグというわけです。
ヨーロッパには十字軍により持ち込まれたとされており、当時ナツメグはお香として使用されていたそうです。ちなみに日本ではパウダー状のものとホール状のものが購入できます。

【ナツメグの作用】
ナツメグは漢方では食欲不振・下痢止め・口臭予防・消化不良などに利用されており、日本では芳香性健胃剤として古くから利用されてきました。
古代インドでは解熱剤や頭痛薬として使用されて、１７世紀ヨーロッパではナツメグを万能薬として使用していたそうです。

【ナツメグの調理法】
ナツメグは火を通しすぎると香りが強くなりすぎてしまうので使用量には注意が必要です。トマト風味やクリーム風味どちらとも相性が良く、肉や魚の臭い消しにも有効です。
よく合う料理はロールキャベツ・トマトスープ・クリームスープ・ハンバーグ・ミートローフなどなど。