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ペコロス(小タマネギ)

ペコロス(小タマネギ)はユリ科の多年草で、中央アジアが原産地とされています。ペコロスは見た目は小さなタマネギといった感じで、普通のタマネギよりも鼻をつく刺激臭や辛みがなく、逆に甘みが強いという特徴を持っています。


【ペコロス(小タマネギ)の用途】
ペコロスは普通のタマネギの10倍の密集度を持っているので、煮崩れしません。ちなみにペコロスは皮がむきにくいのですが、熱湯に軽くつけてやると簡単にむくことができます

【ペコロス(小タマネギ)の作用】
ペコロスの主な成分はタマネギと同様に硫化アリルにあります。硫化アリルはビタミンB1の吸収を高める作用があるので、ストレスの緩和や疲労の回復の効果が期待できます。
さらにペコロスに含まれる硫化アリルはカリウムを多く含んでいるので高血圧の予防、また血液の凝固を鈍らせるということから動脈硬化の予防にも効果がみられます。

【ペコロス(小タマネギ)の調理法】
ペコロスは実も小さいので、先ほどの熱湯をくぐらせないと皮がむきにくいのです。また甘みが強いので薄くスライスしてサラダに加えてもおいしくいただけます。
加熱するならシチューやカレーに加えても良いでしょう。