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キャラウェイ

キャラウェイは別名(ひめういきょう)とも呼ばれ、西アジアと東ヨーロッパが原産地とされています。キャラウェイはレモンのような爽やかな香りがあり、噛んでもレモンのような柑橘系の甘さと苦さを感じることができます。
香りの主成分はおよそ50%がカルボンという成分で、残りの30%がリモネン、カルベオール・フルフラールなどです。


【キャラウェイの用途】
キャラウェイは初期の実が褐色になる頃に、その茎ごとすべて刈り取り脱穀することで実を採取します。その実を乾燥させて種子を取り出してスパイスとして利用するのです。
キャラウェイの若葉は茹でて野菜として利用したり、生のままサラダに利用できます。日本ではパウダータイプとシードタイプを購入することができます。

【キャラウェイの作用】
キャラウェイはハンガリーでは滋養強壮として病人にスープを飲ませるそうです。日本でもキャラウェイの薬効から胃腸薬や咳止め薬として利用されています。
さらに化粧品や香水の材料としても利用されており、インドではその殺菌力の高さから石鹸の材料として利用しているそうです。

【キャラウェイの調理法】
キャラウェイの若葉は刻んでスープに入れたりするとよい香りがしてパセリの代用としても使用できます。そしてレモンのような柑橘系の風味と香りを持っているので、生のままサラダに入れてもよく合います。
よく合う料理は焼き菓子・スープ・マトン料理・レバー料理などなど。