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しょうが(はじかみ)

しょうが(はじかみ)はショウガ科の多年草で、インドが原産地とされています。しょうがは爽やかな辛みと芳香があります。その辛みの成分はショウガオールとジンゲロンで、香りの成分はシトラールとジンギベレンなどです。


【しょうがの用途】
しょうがは主に根茎を使用します。薬味としてだけでなくスパイスとしても和・洋・中と幅広く活躍しています。欧米ではティーやお菓子にも使用され、中国ではニンニクとともに料理には欠かせないスパイスとなっています。
しょうがは葉しょうが・根しょうが・軟化しょうがの3つに分類され、日本では主に根しょうがをすって食べたり、お酢に漬けて食べたりしています。

【しょうがの作用】
しょうがは栄養価はそれほど高くはないのですが、それ以外の部分での薬効はとても高くなっています。ジンゲロンは少量で下痢防止や整腸作用が期待でき、ショウガオールは発汗作用や解熱作用があることから風邪の予防に効果的です。
さらにピペリシンやトリメチルアミンはコレラ菌やチフス菌などへの殺菌作用がみられます。

【しょうがの調理法】
しょうがは肉を柔らかくする効果があります。すりおろして肉に揉み込みしばらくおけば肉を柔らかくするだけでなく臭みも取り除いてくれます。
また魚でも同様で、サバやアジなどの刺身を食べるときにはワサビよりもしょうがの方がよく合います。