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白ネギ

白ネギはユリ科の多年草で、中国西部が原産地となっています。ネギ類独特な辛みと刺激のある香りがあり、なおかつ甘みがあります。白ネギは加熱すると甘みが増してきて生で食べると辛みが目立ってきます。
その白ネギの香り成分はニンニクやタマネギと同じ硫化アリルの１種であるアリインと呼ばれる成分です。

【白ネギの用途】
白ネギには深谷ネギ・金長・千住ネギなどの種類があります。土に埋もれた白い部分を食べるネギで、葉を食べる青ネギに対して白ネギと呼ばれて、主に関東地方で食されています。
夏は青ネギ、冬は白ネギが旬とされており、その季節に取れるものがより良質とされています。

【白ネギの作用】
白ネギにはビタミンＢ郡・ビタミンＣ・カリウム・カルシウム・食物繊維などが多く含まれています。ビタミンＢ１は疲労回復に、ビタミンＣは免疫力向上に効果的です。
またアリインは消化液の分泌を促進する働きがあるので、食欲増進効果のほか、解熱作用や発汗作用も期待できます。さらにイオウ分を含んでいることから神経を鎮めて不眠症の改善にも効果がみられます。

【白ネギの調理法】
まずは魚や肉と一緒に炒めたり煮込むことで匂い消しにもなります。ただし白ネギに含まれるアリインは水に溶けやすいという性質を持っているので、水に長時間さらしたり加熱しすぎることで効果が失われてしまいます。
なるべく白ネギは食べる直前に火を通すことをおすすめします。また生で食べることで夏バテ防止のスタミナ料理にすることも。