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にんにく

にんにくは別名（おおびる）と呼ばれ、中央アジアが原産地となっています。生のにんにくにはアリインという香り成分が含まれており、そのアリインを組織を破壊することで酵素の作用からアリシンという成分に変わり匂いを生じるようになります。
このにんにく独特の刺激臭は煮込んだり炒めたりすると辛みや臭みが消えて、香ばしい香りと甘みに変わっていきます。


【にんにくの用途】
にんにくの英名はガーリックとなっていますが、そのガーリックの由来はアングロサクソン語の葉が槍のように尖っている（ＧＡＲ）ねぎ（ＬＥＡＫ）という意味。
にんにくはスパイスとしては鱗茎の部分を使用し、その風味は温暖な地方で育ったもののほうが甘みがありマイルドとされています。日本では生のフレッシュタイプのすりおろしのものやドライタイプのものすべてが購入することができます。

【にんにくの作用】
にんにくはアリシンの強い殺菌作用から野菜のペニシリンとも呼ばれています。アリシンは毛細血管を広げて心臓や胃腸の働きを強化する作用や、免疫力を向上させて抗がん作用なども期待できます。
さらにはビタミンＢ１の効力を高めて疲労回復の効果も得られます。

【にんにくの調理法】
にんにくは加熱することで免疫力の向上効果、殺菌作用、抗がん作用などの効果がなくなってしまいます。なのでにんにくの薬効を得るためには生で食べる必要があります。
しかし加熱しても体脂肪降下作用・コレステロール値の低下作用・気管支炎の予防・血行促進作用などは失われません。ただしにんにくは食べすぎると貧血を起こすこともあるので注意が必要。生のにんにくであれば１日に１片ほどに。
よく合う料理はガーリックライス・ガーリックトースト・カツオのたたき・ステーキなどなど。