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クミン

クミンは別名（ばきん）と呼ばれ、エジプトが原産地とされています。クミンはわずかな苦味と辛味、そして強い独特な香りを持つ特徴があります。
クミン自身はとても自己主張の強いスパイスで、インドや東南アジアの料理でよく使用されています。また香りの主成分はクミナールという成分で、他にリモネン・ピネン・クミンアルコールなどを含みます。


【クミンの用途】
クミンは見た目はちょっと長めの実をしており、アニスとともに古くから栽培されているスパイスです。クミンは個性的な香りがあり、炒めるとカレー粉のような香りを放ちます。
古代ギリシャでは食欲の象徴として親しまれながら、中世ヨーロッパでは恋人の心変わりをなくすと言われてきました。日本ではホールとパウダーを購入することができます。

【クミンの作用】
クミンは薬用植物として古くから栽培されてきました。その薬効は下痢・胃痛・解毒・腹痛・消化不良などを改善するとされており、インドでも伝統的に使用されています。
しかし西洋ではクミンを薬として使用しても、和漢では利用することはないそうです。

【クミンの調理法】
クミン自体が強いスパイスなので、多量に使用すると他のスパイスの香りや味を損ねてしまいます。なのでホールでは油で軽くし炒めて香りを移す程度で十分です。またカレーを作るときにタマネギを炒める前にクミンを炒めておくとより本格的な味に仕上がります。
よく合う料理はカレー・スープ・ピクルス・焼き鳥などなど。