薬味のハナシ〜スパイス&ハーブ〜TOPへ

スパイスの使い方

スパイスは大きく乾燥したドライタイプなものと生のフレッシュタイプのものに分けられます。もちろんどちらもスパイスには変わりないのですが、その香りや風味の活かし方が微妙に違ってきています。
ドライタイプのものはホールとして形状のまま使うか粉にしたパウダーを利用するかに分けられ、生のフレッシュタイプのものは香りが強い代わりに飛びやすいという特徴があるので、なるべく火を通さずサラダなど料理の仕上げに上から散らしたりすることで新鮮な香りが楽しめます


【ホールスパイス】
パウダーのものに比べても香りが強いので、料理にインパクトやパンチを効かせたいときに使用します。
煮込み料理や炒め料理のときに油を熱しニンニクやローリエ、またガラムマサラやクミンなどを加えて油に香りを移します。そうすることで素材にスパイスの風味と香りがついておいしくなります。
またしょうゆにニンニクやスターアニスなどを漬け込んだり、オリーブオイルにクミンやトウガラシを加えて漬け込むと、素材に香りがうつりより本格的な料理を楽しむことができます。

【パウダースパイス】
ホールスパイスに比べて開閉するだけで香りが消えやすいので、なるべく少しずつ購入することをおすすめします。パウダータイプのものは色んな料理に幅広く利用でき、手軽に使いやすいものです。
特にソースに使用すると、例えばトマトソースにオレガノやチリペッパーを加えるとインパクトのある味に仕上がり、ホワイトソースにカレー粉やガラムマサラなどを加えるとまた違った風味を味わえます。
また肉や魚の下ごしらえに使うと、ショウガやターメリックなどは脂肪を分解する働きがあるので、少量ほどまぶしておくことで効果を発揮します。