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青ネギ

青ネギはユリ科の多年草で、中国西部が原産地となっています。ネギ類の独特な香りがありますが、白ネギに比べても刺激臭は強くはありません。また白ネギよりも栄養価が高くなっています。


【青ネギの用途】
青ネギは京都の九条ネギを中心として主に関西地方で栽培されており、その太さによっても芽ネギ・葉ネギ・深ネギと呼び分けられています。
万能ネギと呼ばれるあさつきに似たネギも九州の特産の青ネギの仲間です。

【青ネギの作用】
青ネギはビタミンC・ビタミンB郡・ビタミンE・カロチン・カルシウム・リンが多く含まれており、白ネギよりも高い栄養価を誇ります。カロリンは白ネギの5倍、ビタミンCは2倍の含有量で、体の免疫力と抵抗力を強化してくれます。
また青ネギの辛み成分のアリシンには体を温める効果があるので、血行促進や風邪の予防などの効果が期待できます。

【青ネギの調理法】
青ネギは薬味として食べることが最適な料理法です。青ネギに含まれるアリシンは水にさらしたり加熱することで効果が失われてきますので注意が必要です。
みそ汁や鍋物の薬味として使用するか、お刺身やサラダのような生で食してもけっこうです。