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ターメリック（ウコン）

ターメリックは別名ウコンと呼ばれており、インドシナ半島・熱帯アジアが原産地とされています。ターメリックはわずかに土臭い香りがあり、やや苦味を持っています。その香りの成分は５９％がターメロン、２５％がβ‐ジンギベレン、他にはシオネール・α‐サビネン・フェランドレン・ボルネオールなどです。


【ターメリックの用途】
ターメリックは根茎を使用します。ターメリックの根茎は生のものは鮮やかなオレンジ色をしており、乾燥させると黄色や金色に変わります。 主に着色料として利用されており、クルクミンという色素成分を持っています。食品では黄色の着色料として漬物のたくわん、マスタードやカレー粉など幅広く用いられています。
ターメリックはインドのサフランとも呼ばれており、インドでは高価で希少なサフランの代用品としても利用されていたそうです。

【ターメリックの作用】
ターメリックの色素成分であるクルクミンには抗酸化作用があるとされています。さらに肝臓の解毒力の強化や浄化作用があるので血液をキレイにサラサラに。また胆石や肝臓炎などに効果的で、脂肪の燃焼や分解に役立つことから女性に嬉しいダイエット効果も期待できます。
漢方では止血効果があることから、血尿・鼻血・吐血に内服されたりもします。

【ターメリックの調理法】
ターメリックはデンプンを多く含むので加熱することが大切です。料理の仕上げに加えると土臭さや粉っぽさが目立ってしまうので、なるべく調理中か下ごしらえの段階で使うようにしてください。
そして水に溶けにくくお酒に溶けやすいという特徴から、それらに酒類に溶かして使用するとムラがなく仕上げることができます。
よく合う料理はカレー・ピラフ・マリネなど。