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しそ(シソ)

しそはシソ科の一年草で、中国中南部とミャンマーが原産地とされています。日本でもお馴染みの食材となっており、爽やかですがすがしい香りを持っています。赤じそと青じそとがありますが、風味は同じでも青じその方が香りの面で上回ります。


【しそ(シソ)の用途】
しそはエゴマの変種で、日本に伝わったときは薬用として利用されてきました。そのしそには葉が紅紫色の赤じそ・葉が緑色の青じそ・葉の裏が紫色で表が緑色の片面じそなどがあります。
日本では生のフレッシュタイプのものが購入できますが、赤じそは梅干しを漬けるための7月に見られますが、他の季節にはあまり見られません。

【しそ(シソ)の作用】
しそにはα−リノレン酸という必須脂肪酸が含まれており、これはがん細胞の発生と増殖を抑制する働きがあります。さらにアレルギー予防の効果もあるのでアトピーにも有効となっています。
青じそはビタミンA・ビタミンC・鉄分が多く含まれており、貧血や高血圧にも。

【しそ(シソ)の調理法】
青じそを調理するときのポイントは、なるべく生で食べることと加熱時間は短時間にするということです。魚のフライにクルリと巻いて揚げれば臭み消しにもなります。
しその実は手の平でたたくと香りが立ち、お刺身やサラダに加えてもよく合います。