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みょうが(鈍根草)

みょうがは別名鈍根草(どんこんそう)と呼ばれ、ショウガ科の多年草で、熱帯アジアが原産地となっています。みょうがはかすかに辛味があり、その香りは独特で爽やかです。
その香りの成分はα−ピネンという成分で、みょうがの魅力はなんといってもシャキシャキとした歯ざわりです。


【みょうが(鈍根草)の用途】
みょうがは野菜としても栽培されていますが、温かい土地の中に自生しているものも多くあります。夏から秋にかけて地下から苞と呼ばれるものに包まれた花穂が出てきて、これを開花する前に食用として利用します。

【みょうが(鈍根草)の作用】
みょうがに含まれるα−ピネンが血行を促進して体を温めてくれます。また食物繊維を多く含むので胃や腸の機能を整えてくれます。栄養価は高くはありませんが、風邪予防や生理不順など多くの薬効が期待できます。

【みょうが(鈍根草)の調理法】
歯ごたえや風味を損なわない生食がおすすめですが、みょうがはアクが強いので切ったら必ず水にさらしてください。しかし長時間水にさらしすぎると風味と辛味も飛んでしまうので、なるべく短時間で。
肉や魚と一緒に炒めると、脂っこさが解消されて食べやすくもなります。