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サフラン

サフランは別名番紅花(ばんこうか)と呼ばれています。サフランの特徴は味にやや苦味があり、独特なスパイシーな香りを持ちます。しかしほとんど香りよりは着色性を利用します。
その香りの成分はフルフラールとサフラナールで、色素成分はカロリン・クロシン・ツエアキサンチン・リコピンです。


【サフランの用途】
サフランはクロッカスの仲間となっており、クロッカスは春に開花しサフランは秋に開花します。そして何とサフランを1g取るにはサフランの花が160本も必要なのです。
さらに乾燥サフランとなると花の先端の3本に分かれた色が鮮やかで濃い部分だけとなっています。なのでサフランはとても高価で貴重なスパイスなのです。

【サフランの作用】
サフランは古くから薬用植物として婦人病などに利用されてきました。しかし至急の働きを活発にする作用があるので妊婦の方は控えるようにしてください。
ちなみにブランデーにサフランを少々加えたものを飲むと、冷え性の改善に効果があるとされています。

【サフランの調理法】
サフランの香りはちょっと特殊なので調理法が限定されてしまいます。サフランライスなどが有名ですが、特に魚介類によく合うのでこれらの料理に使用すると効果を発揮します。
その他にもブイヤベース・パエリヤなどの料理と相性が良いとされています。